いよいよ今週末、宙組の王家が始まります。
さっきスカステで前夜祭観ました。
いきなり真風がカッコ良くてびっくりしました。
しかし、まあくんはラダメスじゃない。
まあくんはもっと繊細な王子様なのに!!!
さらにみりおん、上手い、上手すぎます。
こんな、普通な2人で大丈夫でしょうか。
世間の噂では「なんであんな世紀の駄作をやるのだ、不入り間違いなし」
と悪評三昧ですが、実は私、初演にものすごおおおおくハマっていました。
再演を前に、一体何にハマってたのか、思いだしておこうと思います。
2003年当時、私は春野さんに夢中でしたが
鞍替えする前にファンだったとうこちゃんには
後ろめたさとともに愛情もたっぷりありました。
奇しくもわたるちゃんが星組トップに決定し、ただでさえ失意なのに
女役というダブルパンチ! でもタイトルロールだし…となぐさめつつ、
実際はすごく面白かったんです。
まず、わたるちゃんは、ラダメスそのものでした。
野性的で猪突猛進、単純で豪快、デカくて男らしい。
なんかもういろいろそのままだったんです。
当時、仲の良かったママ友がわたるちゃんのファンだったので
いろいろツボを見つけては爆笑しまくりでした。
銀橋のシリアスな場面で、わたるちゃんが「ひとときの…感情?」って
いうときの顔がおもしろいと何度も再生しては爆笑したり
ラダメスが秘密をアイーダにしゃべっちゃって、
アイーダがパパにしゃべっちゃって
それがもとで大事になってしまうのですが
「それを話したのは私かもしれない」って、お前しかおらんやろ!
かもしれないじゃねーよ!!と、飛びツッコミしまくったり
ホンマ、わたるちゃん、最高でした。
世間では、スゴツヨダンスが有名ですが、そこはあまりハマらなくて
エジプトの女官の中にいた「きんさん」のミラクルな表情だとか
空中ブランコに乗って登場するチャルさんが到着の際、反動で揺れる様とか、
チャルさんの謎のアゴカバーとか、セットの陽気な動物たちの表情とか
伝令―とか言ってくるヤツがおもしろいとか
笑いどころがめっちゃ多い作品で、楽しくて仕方なかったんです。
そんな中、一樹さん。
いつも素晴らしいけど、間違いなくこの役が一番の当たり役でしょう。
狂ったふりをしてたけど、実は演技だったというシーンなんか
すてきすぎてしびれまくりです。
その後に続く「三度目~のドラが~♪」という曲は
井上陽水の「心もよう」のサビに似てると気になって仕方ありませんでした。
檀ちゃんの電波な歌声と美貌のアンバランスもよかった。
うららは適任だと思います。
もちろん一番はとうこちゃんです。
まずスカステのお稽古場から魅了された。
確かホルターネックの黒いブラウスを着てて
もう~~~それがめちゃめちゃ可愛いのなんの
舞台ではきんさんとかいろんな人にビシバシやられ
檀ちゃんにしいたげられ、兄に批判され
とにかくいじめられまくって、それがまたよく似合う。
そして、下手銀橋で歌うソロ。
何回聞いても、毎回、新鮮に泣きました。
クライマックスは、地下の暗闇となった銀橋でラダメスと再会するシーンです。
力強いわたるちゃんにグイッと抱きしめられると
とうこちゃんのつま先が宙に浮くんです!!!!
男役のとうこちゃんのつま先が!!!!
あのいじらしいつま先にどれほど萌えたことか(号泣)
それが、ただでさえ「切って入団byママ友」の性別詐称疑惑のわたるちゃんが
より一層男らしく、包容力無限大に増強されて
もう~~~~胸がキュンキュンするどころではありませんでした。
さらにフィナーレでは「誰も誰も♪」と、前がガバッと開いたドレスで
とうこちゃんがガニマタで階段をおりてくるのも、スペシャルに可愛かった!
あまりのハマりように、その後、中日劇場でもやった公演を
一人で観に行きました。
しかしなんでこんなに面白かったのかと振り返ってみると
「わたるちゃんのおバカで単純豪快でそこがイイ!」と
「その男らしいわたるちゃんに包まれる男役とうこちゃんの可愛さ」が
めったやたらとツボに入ったからでした。
ひとえに、アイーダがとうこちゃんだったから、に他なりません。
まあくんは、おバカな単純豪快キャラではありませんし
みりおんは普通に上手な娘役…。
さて、どんな感想になるでしょうか…
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