「ベルリンわが愛」琴茶レポ

スカピンの時は、タカホの宝寿2/3ぎちぎちで700くらい。

阿弖流為は親睦会で400弱だったか。

今回は宝寿ぜんぶつかって、シアターで1000人くらいはいました。

客層は、若い女子も多いけど、おばはんも多くてちょっとホッとしました。

私の席は後ろから3分の1くらいの一番端。これは嬉しい!

舞台からは遠いけど、入退場で通るのはもちろん、イベントは端っこでやってくれるから実は美味しい席です。

この日の琴ちゃんは、グレンチェックのスリーピースに蝶ネクタイ。一歩間違えたら腹話術の人形ですが、そこはもう大人になりましたので、ちゃんとステキでした。エーリッヒそのまますぎて、舞台衣装のまま来たんかって感じでした。しかし、足元はまたもや超厚底。そんなに気にせんでもええのに(毎回言う)

前は歌いながら入場してましたが、今回は普通にBGMに乗ってにこやかに登場。まずは公演の話をしますが、明らかにチョロい、エコ公演なんだろうなというのが伝わります。阿弖流為やスカピンの時のような、困難に立ち向かってる系の話は一切なくて「楽しくやってまーす」と、棒な笑顔でした。ひとしきり話の後は、ふれあいコーナー。さすがにこの人数だからか、握手からハイタッチに変わりましたが、もう2番手なんだからしなくてもよくないか。

琴ちゃんは常にめちゃめちゃサービス精神旺盛で痛々しいほどですが、琴ちゃんにとっては、これも大切なお仕事なんだと思います。徹頭徹尾、自分はプロだという意識が半端ない。

反対側の端っこに立って、延々ハイタッチしたら、今度はこっち側の端に立って延々ハイタッチですが、なんせ席が端っこなので、2mくらいの距離に琴ちゃんがいるの。ずーっと見続けられて本当にお得な席でした。

琴ちゃんが片手をあげてて、そこにファンが高速でタッチしていくのですが、ご丁寧にいちいち一人ひとりの目を見てるんです。それを1000人の流れ作業…もういいよ、琴ちゃん。。。でも長い時間見れて嬉しい複雑な気持ち。

私も席でデュフフフとあやしい笑いを浮かべつつ穴が開かんばかりに見詰め続けた後、琴ちゃんの麗しいお手々に0.3秒くらい触れさせていただき、大きなお目目でにっこり微笑んでいただきました。

バタバタとかけぬけるオバたちがみんな自分の手のひらをクンクンしてると思ったら、私の手にもしっかりと琴ちゃんの香りがついておりましたので、あわてて昭和のシンナー少年並みに肺を満たしました。あちこち移動するので、会場中が琴ちゃんの香りで充満しているのがわかります。この空気を缶詰にして売ってほしかったです。

 次はゲームコーナー。ビンゴの用紙が配られ、横にベルリンの役名に番号がつけられています。自分でその番号を適当に埋めておき、琴ちゃんが質問に答えた番号をチェックしてビンゴを目指すというもの。なかなか面白かったです。

 ビンゴになった4人くらいには、商品ではなく、琴ちゃんのサービスがあります。毎回恒例で、その時やってる公演でのセリフを対象者に振付つきで言ってあげるという、これまた出血大サービス。

内容はクジで、今回は、名前をその人に変えてイッヒリーベの歌を歌う、とか、ひと踊りして投げキッスとか、めちゃめちゃ体張ってます。

 当たり前なんだけど、すんごいエエ声でうまくて、ちょっとした踊りがキレキレで毎回、惜しみなく披露してくれますが、こんなすごい武器を持ってる人、今、ほかにいないよねとしみじみ実感します。あとはまあ、だいもんとかもできそうだけど、絶対やらないじゃない? てか、普通はやらんよ。

 そんなこんなのあとは、抽選コーナー。ポートレートとかポストカードはどこも同じですが、2ショット写真が「カレンダーセットを買った人(それもスター、ステージ、パーソナルというゆるいセット)」「会服を買った人」の中から抽選というものすごいハードルの低さ。

 そもそも琴ちゃん会にポイント制度はありません。入り出もチケットもない。なので、いわゆる表彰もないし、ご褒美の意味での2ショットもない。なんという太っ腹、そんなことする必要ないんですねえ。

 過去3回観た限り、会服はスカーフで、写真を撮る前に、琴ちゃんが当選者と向かい合って(つまり抱きしめるような感じで)首にスカーフを巻いてくれたのち、がっしりと肩を抱いて写真におさまります。大出血です。

 さらに歌のプレゼント。本人は歌いたい人なので需要と供給がマッチしてるとはいえ、客はお得すぎるでしょう。曲は「バラ色の人生」。「みんなもう忘れかけてただろう」と言いつつ歌いだしましたが、これはオーム大阪公演で、かいちゃんの歌が耳に残ってしまった客への上書き行為だと思われます。

 退場時には、恒例のサイン付きゴムボールを会場に延々投げまくって、出血しすぎで輸血が必要なレベルになってました。前の時は、投げながら歌まで歌ってたので、歌わなくなっただけ、まだましかもしれません。

 そんなこんなで、ファンが申し訳なくなるお茶会でした。

 そうそう、たまに「琴さんからのメッセージです」とか言って、公演が終わるごとに可愛いメールもくるんですよ。さらに先日は、お元気ですか?お稽古頑張ってます。大劇場に見に来てね!みたいなメッセージのついたポストカードまで届きました。会報はないのですが、なにかと温かいなあと思います。

 

 みっちゃん時代は喜怒哀楽のジェットコースターでしたが、今はとっても楽な気持ちで、素直に舞台が楽しめています。贔屓が変わればスタンスも変わるものなのですね。

 オサさまの時代、会に入っていましたが、会報とお礼状目当てで、お茶会だけ参加、チケットは退団まで全部自力調達でした。オサさまはとにかくスターで、春野寿美礼=神、でしたので、応援という意識はありません。サングラスをかけ、ブリザードを吹かせながらファンを一瞥するリアルエロールにしびれ、ただひたすらにキャーキャー崇め奉っていたものです。

 そのため、みっちゃがファンに対して血のにじむようなサービスをすることに衝撃を受けました。しかもちょうど、いばらの道が始まった時期。入り出はせず、チケットもトップになるまで頼まず、お茶会のみという春野時代と状況は一緒でしたが、気持ちの入り込みが全然違います。みっちゃんは素顔とか感情がポロポロ見えるので、その危うさが余計に「私が支えてあげなくては!」と、本人と共に何度も落ち込んだり喜んだりと、まさにジェットコースターのような日々を送りました。

 琴ちゃんに関しては、黙っててもトップになるし、すでにファンも多いしで、一切心配することがありません。みっちゃん同様、血のにじむサービスをするところはそっくりですが、なぜかあんまり距離の近さを感じないんですよね。あんなに愛想いいのに不思議ですが、そこに“素顔を見せないプロ魂”を感じるのかもしれません。ファンに古いも新しいもない、琴ちゃんにとってはサハラ砂漠の砂一粒だけど、すべての砂を平等に愛していることは激しく伝わります。プロです、徹底してプロです。  あれだけの実力があれば、中で苦労していることは想像に難くありませんし、数年前は老人かと見まごうほどにやつれた目元を披露していたこともありました。きっと自分を護るために、常に「礼真琴」を演じてるのではないかと思いますが、琴ちゃんには乗り越える根性が備わっていると思えるし、それも成長につながるに違いないので、私が心配する必要もない。そんなこんなで、素直に舞台が楽しめるのでした。

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