たま様とちゃぴちゃんが、これ以上ないハマリ役。
全身を使った豊かな演技力で、男を演じたり、恋する女の子になったり、
くるくる変化するちゃぴちゃんの愛らしさは、まさにトップ・オブ・トップ。
現役男役トップスターの中で、一番の実力者かもしれません（娘役です）
そんなスゴイちゃぴちゃんを相手にどうすんの？ まだ入り婿状態かもしれんのに…
と、手に汗握ったのに、それを上回る、たま様の大海原級包容力。
鉄人28号みたいなガタイの良さで、打たれようが斬られようが
殴られようが燃やされようが、たとえどんなピンチがこようとも
「絶対に助けに来てくれる」感満載の頼もしさと言ったら、
子どもの頃に夢中だったマイティマウスを思い出す。
身分を偽り挙動不審なちゃぴちゃんに強引にキスをし、
「また会いたい」と、まっすぐ目を見据えて直球ストレート。
この真正面すぎるセリフのなんと新鮮なことよ！
さらにたたみかけるように「俺では不足か」
「オイオイ、それ、阿弖流為で琴ちゃんも決めセリフにしてたんだけどお〜」
とモニョる隙を私に与えず、猫にズキューーゥゥウンする斎藤工にみたいになってしまう。
その後、ちゃぴちゃんが一人で「あなたに会いたいいいいいぃぃぃ」と
熱唱するのがまた、すっちーのドリル並みに胸を突く。
もうひたすらたまさまの包容力とたくましさにキュンキュンしっぱなし。
みやちゃんもはまり役だし、三銃士のみなさんもカッコいいし、
月城さんも脚の短さが目立たない衣装でイケメン眼福だし
ストーリーも面白いしで、文句なし！
本編が終わったと思ったら、ショーでカフェオレ色の衣装を着て娘役をはべらせ、
アダルティ〜なダンスを披露。
娘役を渡り歩きながら、頭をポンポンたたいたりする仕草に
またもやズキューーーーゥゥウン…。
海外ミュージカルみたいに、これぞ！という大ナンバーや、
印象的なシーンがあるわけではないにもかかわらず、 見た後でこんなに満足できた作品も、近年珍しいなと思いました。
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